家族の健康や幸せを願って縁起物を用意するお正月。縁起のいい食べ物を集めたものといえば「おせち」。昆布巻きは、昆布=「よろこぶ」と語呂合わせで縁起の良い食べ物とされていますが、実は「海藻」って縁起の良い食材として昔から食べられていたって知っていましたか?そこで、今回は、海藻がなぜ縁起がいいといわれるのかをご紹介したいと思います。
海藻が縁起物のワケ1.豊作祈願
アカモクの小さな葉がたくさん連なっている様子がまるで稲穂のように見えることから、アカモクを米俵の形に巻いてお正月の飾りにする地域があります。稲穂は五穀豊穣や繁栄を祈る縁起物として古くから親しまれています。
海藻が縁起物のワケ2.健康運アップ
別名、神馬藻(じんばそう)ともいわれるアカモク。疲れた馬に海水とアカモクを食べさせたところ元気になったということから神馬藻と呼ばれるようになりました。
海藻が縁起物のワケ3.商売繁盛
石川県・富山県では海藻を「藻(も)を刈る=もうかる」にかけて縁起物とされ、恵比須様や大黒様が藻を刈る絵巻物も発見されています。
新しい1年を気持ちよくスタートさせるためにも、他の食材と一緒に健康に良い海藻を食べて元気に過ごしましょう!