海藻の基本情報
ヒバマタ目ホンダワラ科の海藻(褐藻)で、九州から北海道の海の低潮線と言われる陸地と海面の境に生息しています。アカモクは東北地方や日本海側では、ギバサ(秋田県、石川県)、ギンバソウ(山形県)、ナガモ(新潟県)、ナガラモ(富山県)、鼻マツモ(能登半島)など、さまざまな名称で呼ばれています。アカモクは刻んで熱を加えることにより、非常に強い粘りを生じることが特徴です。
食物繊維やカルシウムなどのミネラル類の他に、フコキサンチンと呼ばれる赤橙色の色素成分を多く含んでいます。フコキサンチンには肥満を抑制する作用、Ⅱ型糖尿病の病態を改善する作用を有することが知られています。
100gあたり | エネルギー kcal |
タンパク質 g |
脂質 g |
炭水化物 g |
食物繊維 g |
食塩相当量 g |
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あかもく (生) |
127 | 15.6 | 1.0 | 52.1 | 38.3 | – |
アカモクは漁船のスクリューに絡まったりすることから、「邪魔モク」、「バツモク」と呼ばれ、邪魔者扱いをされていました。しかし近年では、アカモクには様々な有用な栄養素が含まれていることが分かり、「海のスーパーフード」として注目されています。
3月~5月ごろ